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もじゃこってなに?
もじゃこは、ブリの「あかちゃん」です。
ブリは、昔から出世魚といって、縁起物としてお正月には、皆の出世を願って 必ず食べられる魚です。(出世する名前は、これから成長日記で徐々にご紹介を・・・) なんで「もじゃこ」って呼ぶかって、海には 海草(藻)が漂いよって もじゃこ達は我が身を守る為に その藻に隠れてある程度大きくなるまで プランクトンなんかを食いよるんじゃ〜。そして、四月下旬になると 日本近海で産まれた「もじゃこ」が、黒潮に乗って 大分(おおいた)近海にやってきます。
今年も、4月11日に「解禁」になって、うちん(わたしたちの)港の衆も一斉に出漁したでー!
そりゃもー豪快っちゅうか、勇壮っちゅうか、そりゃあ すごい船出の風景じゃったで! 我が家も、俺が「二十三号」に、弟の謙二が新船の「三十一号」の 船長として23日間の「もじゃこ特別采捕」期間に突入! 荒海の中を 各、船の仲間と頑張って無事 事故もなく 三航海で注文尾数を確保!四月二十七日に予定より早く漁期 を終えました。
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去年は、3〜5グラム主体じゃった(だったの)に今年は、1〜2グラム主体とだいぶこまかった。(だいぶ小さかった)
こんまい(小さい)と 出荷までものすご〜(ものすごく)手を取るんじゃー
まず、餌付けに時間がかかる。 出荷サイズの20グラムアップまで 最低5回は、魚通しっちゅう(という)て少しずつ金網の目がついた箱にいれて その目より小さい魚は、通り抜けて 大きい魚は 箱に残るっちゅう作業を 3日〜5日置きにするじゃけど これが、腰にくるんよ!きついでー!
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餌は、淡路島産の小女子(こなご)っちゅう(という)よく佃煮で売られよる魚の鮮度の良い冷凍もの。
これには 我が家は、こだわりがあって 先代の一郎(親父)の時から十数年・・・ずうっと(昔から)淡路の 田中冷凍さんとこの(製品)を絶対に使いよるんじゃ。 田中さんとこのは、鮮度が良い!そりゃー他にも良いとこはあるかもしれんが 先代が惚れ込んで使いよったし 田中さんと会うて見て信用していいって思うたき ずーっと使いよるんよ。国産は、ちいっと(かなり)高いけど 物がいい! 餌も さ・か・な も!
その、小女子と 国産赤アミを混ぜて(国産にこだわって)餌を作る。毎年のことじゃー!
20グラム位から EP飼料っちゅう 金魚の餌みたいになった 「粒状」の 魚粉といろんなビタミンやミネラルを入れたものを食べらせるんよ・・・金・かかるんじゃ
魚は!・・・手・かかるんじゃ 魚は! |
ちなみに、昨年のもじゃこは、現在、2キロアップのここらでいう、ハマチっちゅう ぶりの幼魚です。(呼び名には 各地で多少の違いあり)
今回は、このくらいで… 何か質問があったら どしどし どうぞ! |
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