6月19日
6時くらいに起きる。もう朝日が暑いくらいだ。
ビニール袋に入れていたせいでいまだに少し湿り気のある洗濯物を干しながらテントをたたむ。そして出発。
国道に出る前に、せっかくなのでここ(室蘭)の観光名所である「地球岬」に行ってみる事にする。その辺の人に道を聞く。ここからだと細い道になると言うがその道を行く事にする。
山道の上に墓地のど真ん中の道だった。が、とにかく歩く。
墓地を抜けると少し広い道に出た。本当ならこの道をずーっと通り地球岬に行くのだろう。
歩きながら親指でヒッチを試みる。すると、車が止まってくれた。岩手ナンバーの車だ。多分夫婦だ。乗せてもらう。
さすが車だ。地球岬まですぐに着く。以前人に聞いた通り水平線が曲がって見えて地球が丸いのがわかる(気のせい?)。
北島三郎が書いた?記念碑がある。一通り見た後引きかえす。
歩きながらヒッチをする。今度は「函館方面」にする。すると、車が止まってくれた。
この辺に住んでいる人で、とりあえず街まで送ってくれるらしい。
駅の辺りで降ろしてもらい、ヒッチ再開。しばらくして車が止まる。また地元の人で、「こんな所じゃ誰も止まらんよ」と言われる。そして国道まで送ってくれる事に。
この辺に無料で泊まれる旅人用の宿があることを聞く。いまさらもう手遅れ。またいつか室蘭に来ることがあったら来よう。
一応名所という「白鳥大橋」を通り、少し先の山の中のドライブインで降ろしてもらう。
雨が降ってきたのでとりあえずドライブインに入る。一度くらいは北海道のソフトクリームを食べてみようと思い買って食べる。…うまい!最近なんでもうまい。良い事だ。
雨も小ぶりになってきたので店を出てヒッチ開始。少しすると、サイドカーのついたバイクが引き返してきた。
「サイドカーは荷物でいっぱいで乗せてあげられないんで悪いんですけど、写真を撮らせてもらえますか?」と言ってきたので写真を撮ってもらう。その人のカメラがデジタルカメラだったのを見て、旅人のカメラはやはりデジカメか?と思う。Eメールアドレスを教えて、別れる。
ドライブインの少し先に直線の良い場所があるのに気付き、そこでヒッチ開始。
しばらくして車が止まる。おじさん一人が乗った車だ。長万部までなら良いと言うので乗せてもらう。
途中おじさんが、ニュースで聞いていた有珠(うす)山が見えると教えてくれた。見ると、なるほど煙がもくもくと出ていた。おじさんの話では、当時は遠くまで灰が飛び散ってすごかったらしい。
話は変わり、旅人の話を聞く。おじさんの話では、バイクで北海道に来ておじさんのいる会社で夏だけ働いて、冬には南に行くという風来坊のような人がいると言う。いいなと少し思う。その人は5、6年くらい毎年やって来ると言う。
機会があったらやっても良いかなと思った。そんな話をしているうちに長万部に着き、大きなドライブインで降りることに。
せっかくドライブインにいるので、北海道のラーメンを食べてみようと思う。ラーメン屋の方が良いけどまあいいかと思いながらドライブインに入る。550円なので食べる(600円以上だったらやめてる)。みそと塩があったので少し考えて塩にする。麺がちぢれ麺だった。店でちぢれ麺を食べるのは初めてだ。地元はトンコツの真っ直ぐの麺なので新鮮な感覚だ。もちろんうまい!やはりラーメンはうまい。
食べ終えて外に出ると、ドライブインの人が話し掛けてきた。暇だったのだろうか?旅のことを話して、その後そのドライブインの出口辺りでヒッチ開始。
一時してドライブインの駐車場からクラクションが聞こえる。見るとおばさんが手招きしているので行ってみる。すると函館まで乗せてくれるという。ので、乗せてもらう。途中で大沼公園を道沿いから眺めて通りすぎる。そして函館に着き、フェリー乗り場の近くで降ろしてもらう。そこから歩いてフェリー乗り場へ。
来た時とまったく同じ景色が広がっている。当たり前なのだが、懐かしい。覚えている景色を見るのは約一週間ぶりだ。
船の時間を見ると今から一番早いのは17時30分発だ。北海道に来た時の船より出発が30分遅い。手続きをすませて船の名前を見ると、来た時と同じ「ばにあ」だった。待ち時間はまだあるので、北海道の土産を買おうと思い売り場を見る。北海道土産と言ったらやっぱり「白い恋人」(お菓子)でしょう。ちょっと高いけど、白い恋人を買う。帰るまで大丈夫だろうか?と少し思う。
船が来て、乗る前に振り向いて心の中で北海道に別れを告げる。そして必ずまた北海道に来ようと思う。たった一週間だったが、良い所だったと思う。そして船は出発。
とくに何事も無く青森に到着。辺りは真っ暗だ。時計を見ると21時30分くらいだ。
少し歩き、公園らしきところにテントを張り、寝る。22時30分くらい。
この日のヒッチハイク…5台