6月17日
5時半頃目覚める。テントから出ると、昨日の人達も起きていたので挨拶をする。そして、ずーっと使っているこのテントがシェルター型と呼ばれるものだと教えてもらう。
6時頃、彼らは山に登ると言って登山口に向かった。見送る。
ここには水道があるので、洗濯をする。洗濯物を干して、乾かす間にこのキャンプ場のすぐ目の前にある無人で無料の温泉に入ることにした。
そこは露天風呂になっていて、一応男湯と女湯に分かれていた。脱衣所もある。
しかしここは一応山の中。大自然に囲まれた天然温泉だ。生まれて初めて露天風呂に入る。結構熱い。
熱いので湯船から出て、すぐそばにある長椅子に座る。天気もよく、陽射しが気持ちいい。その後もお湯に入ったり出たりを数回繰り返す。
そして、太陽の熱と風で体を乾かす。そして露天風呂は小さな虫などが浮いていたりするものだなと知った。
テントへ戻り、洗濯物を確認する。速乾性のあるTシャツ以外は乾いてなかった。
しょうがないのでもう少し待つ事にする。
昨日、イクラ丼を食べたときに店でもらった誰かの忘れ物の地図を見て、今日の予定を大まかに立てる。しかし、洗濯物はまだ乾かない。諦めて湿ったままザックに詰め込み出発。
とは言ってもここは山の中。道は一本きりだ。まあすぐに車がつかまると思いヒッチ開始。・・・ほとんど車が通らない。その上止まらない。
そんな様子を見ていたおじさんが話しかけてきた。ヒッチハイクで旅をしている事を話す。その後もヒッチを続ける。すると、さっきのおじさんが見かねたのか町まで乗せてくれると言ってくれた。もちろん乗せてもらう。
羅臼(らうす)を過ぎ、標津(しべつ)へ。おじさんは阿寒湖の方面に行くというので、そこに曲がる手前で降ろしてもらう。
そこで、朝から何も食べていない事に気付く。何か食べようと思いながら店を探し歩いていると、スーパーがあったので入る。
この店はバナナが高かったのでパンと牛乳にする。そっちの方が高い気もするが、量があるので良しとする。(パンは食パン6枚入り、牛乳は1リットルパック)
そして、少し歩く。すると、長くて見通しの良い直線の道がある。ここでヒッチをしようと思い途中まで歩く。そして道端に座りパンと牛乳を食べる。なぜか牛乳1リットルとパン二枚を案外普通に食べあげた。
そしていよいよヒッチ開始。通行量はそこそこある。陽射しはあったかいが、風は冷たい。しばらくして車が止まる。
小さな車だ。なんとこの旅初の左ハンドル&若い女性だ。車の中は改造されていて、すごく味がありかっこいい。こんなの今まで見たこと無い。
話を聞くと、網走から根室まで、休みを利用して彼氏に会いに行くところだそうだ。好きな曲も流れていて、天気もいいし今回の旅の中で最高と思われる車だ。
そして根室の街の手前にある道の駅で降りる事に。せっかくのおねーさん&かっこいい車なので写真を撮らせてもらう。
道の駅に入り、スタンプラリーのスタンプを押して、中を見て回り、道の駅を出る。少し歩き、ダンボールを「根室方面」から「納沙布岬」に変える。この旅の最後の目的地である日本本土最東端、納沙布岬もすぐ近くだ。
そしてヒッチ開始。少しして、車が止まった。おばさんとおねーさんだ。おそらく親子だろう。納沙布岬まで乗せてくれるらしい。ありがたい。
地元の人らしく、この辺のことに詳しい。街を通り過ぎ、岬方面へ。太平洋側の道を通る。だんだん霧が濃くなっていく。この季節ぐらいは、この辺によく霧が出るらしい。
おばさんは霧を「ガス」と言っていた。この辺の人は「ガスが出る」というらしい。岬に着くと、おばさんはさっさと帰って行ってしまった。
岬を見ると、ほとんど真っ白で海の先が見えない。なにやら記念館のようなものがあるので入る。と、ほとんど「北方領土を返せ」のような事が書いてあり、他にないんかと思いながら建物を出る。
岬を一通り見て、引き返すことにする。帰り道はほとんど車が通らない事に気付く。
疲れていたので、近くにあった店の人に太平洋側とオホーツク側の道のどっちが近いか尋ねる。太平洋側の方が近いと言うので、オホーツク側はやめる。
そしてヒッチ開始。少しして、車が止まる。地元のおじさんだ。根室の手前の歯舞(はぼまい)までなら良いと言うので乗せてもらう。バス停の辺りで降ろしてもらい、再びヒッチ開始。
・・・だんだん寒くなってきた。少し震えながらヒッチを続ける。結構時間が経ったが、車は止まらない。場所を少し先に移動してヒッチをする。少しすると車が止まる。根室市街地まで乗せてくれるそうだ。
国道44号まで乗せてもらう。これでやりやすくなるはずだ。ダンボールが字で埋まっているので取り替えようと思い近くのコンビニらしき店へ。「タイエー」というチェーン店らしい。
中は、コンビニ+焼き鳥屋といった感じだ。聞いてみると、ちょうどダンボールは無いというので諦める。ついでに焼鳥でも買おうと思うが、おにぎりにする。「からしこんぶ」という見慣れないおにぎりがあるので買って、あたためてもらう。
外に出て、道端で食べてみるとどこがからしなのかわからない。どう見ても昆布のおにぎりだ。そして震えながらヒッチ開始(ダンボールは書いてあった「次の街」を使うことにした)。しばらくして、車が止まる。パジェロだ。
おにーさんが乗っていて、帰り道の途中まで乗せてくれるそうだ。途中で、親に頼まれた買い物があると言いコンビニへ。車に戻ってくると、コーラをくれた。ありがたく頂戴する。
この辺の道は冬場になるとブラックアイスバーンという道の線は普通に見えるが実は凍っているという現象があるという事を聞く。こっちのほう(道東)はあまり雪が積もらない為に起こるらしい。
そして、途中の交差点で降りる事に。彼はそのまま44号を外れて帰っていった。
寂しげな道だ。日が傾いているせいだろうか?とりあえず目の前にあった小さな店でダンボールをかえてもらう。
「釧路方面」にしてヒッチ開始。時計を見ると、18時を過ぎていた。7時までに車が止まらなかったら野宿場所を探そうと思う。
しばらくすると、車が止まってくれる。ちょうど釧路へ帰る途中だという。おじさんだ。仕事帰りなのだろう。
道は霧で真っ白だ。あまり先が見通せない。途中で狐を見かけたりした。おじさんは、野宿には釧路の駅の近くの公園が良いと教えてくれて、さらに帯広(おびひろ)に向かう国道を教えてくれた。さらにその公園の前まで連れて行ってくれた。
すっかり日も暮れていたが、公園は明かりがあり、十分物が見える。テントを張り、パジェロのおにーさんに貰ったコーラと、今日買った食パン2枚を食べて日記を書き、寝る。22時くらい。
この日のヒッチ・・・7台


戻る