6月16日
5時半頃目覚める。と、テントにあたる雨の音が聞こえる。ヤバイと思いながらしばらくテントの中で様子を見ることにする。
しばらくすると雨が小降りになってきたので外に出てテントをしまい始める。出発準備ができた頃には雨は止み、太陽が見えていた。
歩いてすぐの道でヒッチ開始。少しして道を歩いている人に声をかけて車が通るか尋ねる。すると、もっと先に行ったほうが良いと言う。ので歩く。
よさそうな所を見つけて、ヒッチ開始。
・・・30分経って止まらないので目の前にあるラーメン屋に入り道を尋ねてみる。すると、もう少し先に長い直線の道があると言うので、歩く。歩く。・・・なかなかさっき聞いたような直線は見えてこない。ので、適当な所でヒッチ開始。・・・車は止まらない。
通りすがりの自転車に乗ったおばさんがここから根室方面へ行く車は少ないと言う。少し先へ行くと道が山からつながっている所があると言うのでまた歩く。
すると、おばちゃんの言う通りそんな道がある。道がつながっている所の少し先でヒッチ開始。かなりして車がクラクションを鳴らす。振り向くと車が止まっていた。乗せてもらう。
聞くと、根室に向かう車はこの道を通らないと言う。ので、小刻みに行くことにする。降ろしてもらった後、とりあえず「根室方面」を止めて「次の町」にする。
そしてヒッチ開始。すると、しばらくして車が止まった。次の町まで行くらしい。その人は、知床(しれとこ)なら左、根室なら右という道まで乗せてくれた。
そこで、せっかくここまで来たんだから根室は後回しにして知床を目指す事にする。分岐点を左に歩き、ヒッチ開始。
ちょっとして車が止まる。その人は次の町へ行くらしい。しかし、途中に安い温泉があると聞き、温泉のところで降ろして貰う。温泉は200円で入る事ができた。久々にゆっくりお湯につかり、温泉を楽しむ。出る頃には15時を過ぎていた。
少し歩いて国道に戻り、ヒッチ開始。少しして車が止まる。次の町へ行くらしい。その町は宇登呂(うとろ)と言い、知床のすぐそばの町らしい。降ろしてもらい、とりあえず町を歩く。結構田舎だ。のんびりした田舎は好きなので全然オッケーだ。
なにやら祭りをしているらしく、露店が並んでいる。焼鳥を一本買い、食べて少し歩きヒッチ開始。
・・・車がほとんど通らない。止まってくれる様子も無いので今日はこの町で野宿しようと決めてこの旅で一度だけでも豪勢にいこうと、思い切ってイクラ丼を食べようと思う。
イクラ丼と書いてある店は多いので、安い所を探し歩く。人がいるので尋ねてみる。すると、イクラ丼をやっている店の人で「うちが一番安くて美味しいよ」と言う。まあそう言うだろう。
ちなみに値段は1050円だ。高いんじゃないか?と思うがしょうがない。
その店でイクラ丼を食べていると、よくヒッチハイカーを乗せたりしているという人がいて、その人と話す。すると、知床峠の向こう側から来たと言うのに、乗せて峠方面へ行ってくれる事になった。
イクラ丼はさすがに美味しかった。食べ終わって店を出ようとすると、店の人が絵葉書をくれた。店を出てさっきの人の車に乗せてもらう。
乗せてくれたおじさんの話ではゴールデンウィークくらいに、ヒッチハイクをしていた人がいると言う。車にカメラを忘れて行き、探したけど見つかっていないらしい。
他にも、冬の時期に歩いて旅しているらしい人がいて、「乗っていくか?」と声をかけたが、乗らずに歩くと言ったそうだ。
北海道の冬の寒さは知らないが、凍死しないのだろうか?と思う。
そして知床峠へ。峠はまだ雪が少し残っていて、少し白かった。道の脇には鹿がちらちらと見えた。峠を下り始めて少しすると(まだ山の中)タダで利用できる羅臼(らうす)のキャンプ場と温泉があると言うのでそこで降ろしてもらう。
とりあえずキャンプ場にテントを張る。テントを持って旅をしているが、キャンプ場にテントを張るのは初めてだ。炊事場があるのでそこでペットボトルに水を入れる。
キャンプ場を見回してボーッとしていると、キャンプに来ているおじさんが声をかけてきた。
なんと、ご馳走してくれるらしい。おじさんの所に行って見ると結構人が多い。
話によるとこの人達は、6月あたりから7月あたりまでそれぞれの本名や住所もわからないけど毎年集まって山に登ったりしているらしい。そんな人達の中でキャンプ料理をご馳走になる。
こんな集まりもいいな、と思い来年もしこれたら来てみようと思う。
そして自分のテントに戻り、寝た。22時半くらい。
この日のヒッチハイク・・・5台