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村松水産


答えは【ブリ】。

【ブリの解説】
アジ科の海水魚。温帯性の回遊魚で、日本各地の沿岸から朝鮮半島にかけて分布する。ふつう体長1メートルほどであるが、大きいもので1.3メートルになるのもある。体系は細長い紡錘形で断面はまるい。体側の中央に一本の黄色い帯がある。

【和名由来】
◎脂がほどよくのったものがおいしいことから、「アブラ→ブラ→ブリ」と転訛したもの
◎旧暦の師走の頃が最もおいしいということから、魚偏に師をつけて読ませたもの
◎年老いた魚の意から「年経(ふ)りたる」のふりに濁音がついたもの
◎老魚・大魚の総称である「魚師」から、二つの文字を組み合わせたもの

【出世名】
ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ(東京)
ツバメ→ハマチ→メジロ→ブリ(大阪)
ツバエソ→フクラギ→ブリ・ニマイズル→ブリまたはサンカ(富山)
モジャコ→ハマチ→ブリ→オオイナ(高知)

【料理法】
ブリは刺身、塩焼き、照り焼き、煮つけ、あら煮などの魚料理に用いることができる。

【引用文献/望月賢二監修『図説 魚と貝の大事典』(1997/5 魚類文化研究会)より】


MURAMATSU SUISAN update on 2003 2 15