等伯と永徳


 2007(平成19)年10月29日、京都市東山区の智積院宝物館を訪れ、長谷川等伯 ・久蔵親子の絵を見ました。その後、京都国立博物館で「狩野永徳展」を観覧しました。
 智積院宝物館では、職員の方にお願いして開館時間前に入館させていただき、長谷川等伯と息子の久蔵や長谷川派一門の絵を、誰もいない中で見ることができました。等伯の「楓図」と、久蔵の「桜図」は並べて展示されおり圧巻でした。
 等伯の「松林図」は、東京国立博物館で何度も見ていましたが、等伯の金碧障壁画を見るのは初めてです。智積院宝物館で至福のひと時を過ごすことができました。


     
  楓図(国宝)長谷川等伯   
     
     
   桜図 (国宝) 長谷川久蔵  

 智積院宝物館から京都国立博物館に向かいましたが、「狩野永徳展」は入場者の大行列です。館内も大勢の人でごった返しており、ゆっくり観賞することができません。そんな中で、永徳の豪快な「檜図」「唐獅子図」に改めて感銘を受けました。長谷川等伯と狩野永徳。骨太な桃山芸術との出会いの一日でした。

   
 狩野永徳展は入場者の大行列です
狩野永徳展のポスター   

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