神楽の由来・特徴

由 来
 
全国津々浦々に岩戸神楽はたくさんありますが、葛原岩戸神楽は、明治25年大分県大野郡清川村字宇田枝から伝承された、御嶽流岩戸神楽で同村の加藤社家に古くから伝えられたものと言う。神楽を習得するに当たっては、清川村の楽員数名を招いて多額の費用と多くの日時を費やし、地区住民が真剣になって正確な技術習得に努めたと伝えられ、以来芸能の我流化や堕落を戒め、先輩から後輩へと厳格な指導を続ける一方、楽員を中心に保存活動に努め、112年を迎えている。御嶽流岩戸神楽構成は33番からなるが、当地区は12番だけを習得し伝承している。

特 徴
 三間四面の大型舞台を使用し、舞の抑揚動作が大きく緩急が自在で荘重優雅な舞から軽快でコミックなものに至るまで変化に富み、特徴ある掛け声と共に勇ましい舞ぶりは、古くから「エッサ神楽」として人々に親しまれて来ています。
 拍子は横笛から平太鼓・小太鼓・鉦を使用し、神楽始めに打ち鳴らされる「シャギリ」は勇壮である。

三間四面の大型舞台と
打ち鳴らす拍子の様子
 先人が残してくれた大事な宝物


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