はじめに
この焼却施設は、佐伯市と南海部郡7町村(蒲江町を除く)が共同で建設しています。
この施設の最も大きな特徴は、ごみを「焼く」のではなく、「高温で溶かす」ことのできる【溶融炉】といわれる種類の焼却施設であることです。今までの施設では燃やすことができず、埋め立て処理されていた「ビニールやプラスチック、がれきなどの不燃ごみ」を、1,600℃以上の高温で溶融し、そのほとんどをスラグ(砂)や、メタル (鉄)にして資源物として再利用することにより、最終的に埋め立てる灰の量を極力少なくすることができる、最新式の「シャフト型コークスベッド方式」の「高温ガス化直接溶融炉」です。
この方式の溶融炉は、今日本で最も多く建設されているタイプのガス化溶融炉です。
場所・工事費等
建設場所: 佐伯市東浜11198番12
敷地面積: 30,179u
用地取得費: 7億2、429万6千円
建設工事費: 85億1、550万円
設計・施工: 日本鋼管株式会社
施設の性能概要
溶融施設 @施設規模 55トン/日×2炉=110トン/日
A炉の方式 シャフト型コークスベッド式ガス化直接溶融炉
リサイクルプラザ @施設規模 33トン/5時間
A選別種類 スチール缶、アルミ缶、鉄類、古紙類、ビン類
公害対策基準
ダイオキシン類 0.1ngーTEQ/Nm3以下
ばいじん 0.01g/Nm3以下
硫黄酸化物(SOX) 100PPM以下
窒素酸化物(NOX) 100PPM以下
塩化水素 (HCL) 50PPM以下